言行一致ってそんなに大事なこと?
最近、MacBook Airの購入を考えていて、ウェブでいろいろと調べていたら、ウィキペディアでスティーブ・ジョブス氏のこんなエピソードを目にしました。
2004年3月に、アップル社入社面接で前刀禎明がジョブズに対し、VAIOの最薄部9.7mmのノートパソコン「PCG-X505/SP」[2]を出し、「日本でMacを売るためにはこのような製品が必要だ」と述べたものの、ジョブズは「拡張性のないノートパソコンはダメ」と否定したという[3]。
引用元: MacBook Air – Wikipedia.
「拡張性のないノートパソコンはダメ」っていうのはすごいですね…。MacBook Airは拡張性がないことが逆に魅力になってるわけですから…。
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Apple MacBook Air 2.13GHz 13.3インチ MC234J/A
アップル 2009-06-10 |
この話がどこまで事実に忠実なのかはわからないのですが、いずれにしても、ジョブス氏が昔言ったことをくつがえして、新製品を発表するというのは有名な話。今話題のiPadだって、昔はキーボードのないパソコンは必要ないみたいな発言してたらしいですし…(参照:ジョブズCEOが「前言を撤回」した実例6選 | WIRED VISION.)。
ただ、だからと言って、僕は言ってることとやってることが違うじゃん!って彼を批判する気には全くなれないんですよね。でも、それがどうしてかモヤモヤしてました。
そんな中、最近その人間性に興味があり、いろいろと調べさせてもらっているウォーレン・パフェット氏のこんなエピソードを発見しました。
1989年、670万ドルで社用ジェット機を購入した際に、かつて他社のジェット機購入を批判したことを引き合いに出して冗談交じりに「THE INDEFENSIBLE」(言語道断号)と名づけた。
引用元: ウォーレン・バフェット – Wikipedia.
かつては批判してたことを、自分でやってしまい、そしてそれを笑いに変えてしまう。ビル・ゲイツと並び、世界長者番付で常に上位にランクされるパフェット氏ですが、こういうおちゃめなところが人気の秘密なんだろうなと思います。これなんて、言行一致じゃ全然ないのに、器がデカい!と、むしろ好感すら持ててしまうエピソードな気がします。
そう思ってまたさらに調べていくと、こんな記事を書いてらっしゃる方を見つけました。
考えてみると、「言行一致」の裏側には、
「自分の信じているものが完全である」
と言う思い込みがある。しかし現実には、色々な側面があり、自分の間違いの可能性がある。従って、「自分の言っていること全てが正しい」と言うのは傲慢そのものである。
引用元: 言行一致は良いものか?: 勉強の方法補充.
なるほど。言行一致というものにこだわりすぎると、間違いの可能性に気がつかず、硬直してしまう可能性がある。何かを言ったあとに、自分の意見が変わることもあるだろうし、周りの環境が変わることもあるでしょうしね。言行一致してなきゃ絶対ダメ!っていう考え方には無理があるような気がします。
だからといって、じゃあ、なんでもかんでも言うだけ言って、行動は伴わなくてもいいのかといったら、そうではないと思うんですよね。
トップやリーダーと呼ばれる人たちに限っては、言行の不一致が命取りになります。
それは、彼らの言が多くの人たちを左右しているからです。
いったんそこに不信が生ずれば、誰もその言に従いません。
引用元: 第69回:危ない経営者第4条・言行が一致しない経営者|物流ウィークリー・物流と運送、ロジスティクスの総合専門紙.
確かに、これは本当にその通りだなと実感します。やはりリーダーや経営者ともなると、その言葉に多くの人が左右されるわけですから、発言には責任が伴います。短絡的で軽はずみな発言というのは信頼を失うだけ。
でも、ジョブス氏やパフェット氏はなぜ信頼を失わず、人を惹き付けるのか。
それは、やはり彼らが結果を残しているからなんじゃないでしょうか。過去にどんなことを言っていたとしても、その間違いに気がつき、周囲の変化に対応し、人々を魅了する製品やサービスを作り出している。だからこそ、周りは彼らに振り回されながらも、惹き付けられてしまうのではないでしょうか。
必ずしも言っていることと、やっていることが伴わなくてもいい。でも、やっぱり何かしらの結果は残さなきゃ周りは納得しない。
どういうわけか、今夜はそんなことを考えました。
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