関係のネットワークを変える
2008年08月11日
最近、テニスという僕が好きなスポーツを通じて、ミシガンでの人間関係が少しずつ広がっていくのを実感しています。
昨日、いつも一緒にテニスをしているアメリカ人の友達二人と映画を観に行きました。そして、その後、食事をしたのですが、そこで「本当に、テニスやってたおかげで、人間関係が広がったね」という話で盛り上がりました。アナーバーという小さな大学の街に住んでいると、人間関係というのは限られてしまいます。そんな状況の中、それぞれ、自分の持っていた人間関係に限界というか、閉塞感みたいのを感じていました。でも、それがテニスを通じて徐々に開いて行った、打開できてきたね、ということで意見が一致しました。そして、これからは大学のクラスを取ってみたり、さらにいろいろなことにトライして、人間関係を広げて行こうね、といった非常に前向きな話になりました。
僕としても、アメリカ人の人達との真剣な交流というのは、今までは「日本語を教える」ということでしかできませんでした。でもテニスをするということで、それにもう一つ、人と繋がるためのチャンネルが加わった感じです。
な〜んてことを感じていたら、長らくハーバードのビジネススクールで教壇に立っていたハーミニア・イバーラ氏のこんな言葉に出会いました。
新しいことを初めて(さまざまなことを試み)、いままでと違う人達と交流し(人間関係を変え)、生まれたばかりの可能性というレンズを通して人生の物語を解釈しなおせば(深く理解し納得すれば)、実際にアイデンティティーは変わっていく。
まさに、この言葉通りのことを、今、実感している感じです。
結局、自分という人間は、自分だけでは変われないのかなと思うようになりました。人はあくまで他人との関係性の中で自分を解釈するわけで、自分の存在を確認するんじゃないでしょうか。つまり、自分を変えたければ、付き合っている人を変えればいい。そうすれば、自分というものを解釈しなおすことができる。新しい何かが始まる。
というわけで、自分の中で、何か行き詰まりを感じたら、人間関係を思い切って変えてみることはすごく効果的なんでしょうね。今回、それをつくづく感じました。そして、人間関係を変えるときのきっかけとなってくれるもの。それは自分の趣味であったり、興味のあることであったりするのかなと思います。僕の場合は、テニスであり、ウェブサイトであり、写真であり、英語であり、日本語を教えることなんでしょうね。
20代のころはサッカーというのもありましたが、最近は接触プレー系のスポーツは避けていているので、ちょっとこれは使えません(いや、機会があればやっちゃうと思いますが…)。つまり、こういったことはまあ年齢とか場所とか、いろいろなことで変わってしまう。でも、それによって築かれた人間関係というのは、崩れにくいんじゃないかなとも思っています。
考えてみたら、僕のそういった趣味、好きなことは、確かに僕の人生を前に進めてくれる助けになってくれました。「アイラブアイダホ」はシアトルに行くきっかけを作ってくれたし、「BOULDER探検隊」を作った後で、ボルダーでの人間関係がより豊かで充実したものになりました(そして、実はこれがミシガンでテニスを再開するきっかけにもなってくれました、O夫妻に感謝…)。「日本語を教える」ことで、アメリカという国、そしてそこに住む人達とより深く付き合えるようにもなりました。そして今、「テニス」が僕のミシガン生活に大きなアクセントを与えてくれています。
そういった自分が興味を持っていることに本気になればなるほど、より充実した人間関係に恵まれていくのかななんて思っています。今までは、単に「自分が楽しいから」といった理由だけでそれらのことをしてきましたが、それよりももっと大きな楽しみがあるんですね。それは、自分の好きなことを通じて様々な人と出会い、交流すること。それによって生じる、自分と他者との新しい関係(つまり、新しい自分の発見)なのかもしれません。
というわけで、新たな自分に出会うためのきっかけとして、これからも自分の興味があることを通じて、人間関係を充実させていければいいなと思うようになりました。自分の好きなことを通じて出来上がった人間関係というのは、なんだか爽やかで気持ちがいいですしね。なので、これからは、好きなことをやる時、その先にある人間関係の充実というのも楽しみにしながら、やっていければいいかなと思っています。
自分と人とを繋げてくれるものは何か、チャンネルは何か。それを常に意識して、大切にしていきたいなと思います。
![]() | ハーバード流 キャリア・チェンジ術 ハーミニア・イバーラ 翔泳社 2003-05-17 売り上げランキング : 129379 おすすめ平均 ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
| 考えたこと,読書・勉強法 | Edit Entry |


