2009年アカデミー賞候補の短編映画を全て見る

2009年02月07日

アカデミー賞の発表がせまって来ていますが、近くの映画館で、短編映画のカテゴリーにノミネートされている映画が上映されていたので全て見てきました。全部で五作品だったのですが、全てヨーロッパの作品で、ドイツ語、英語、フランス語、デンマーク語と、国際色豊かで楽しめました。そして、ヨーロッパの人達と作品についていろいろ話したくなりました。でも、ヨーロッパ人の友達って僕皆無なんですよね。スペインには一人ソウルメイトがいるけど…。

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「AUF DER STRECKE (ON THE LINE)」
ドイツの作品です。デパートの防犯室に勤める男性と、デパートの本屋で働く女性の間の一風変わったラブストーリー。なんともいえない、微妙な関係、微妙にならざるえない状況設定の中、出演者の非常に繊細な心の動きが表現されていて、とても印象的な作品でした。


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「NEW BOY」
規律がいろいろと厳しいアイルランドの学校に転校して来た黒人の男の子の話。主人公が背負う悲しい過去と現在との対比、子供独特の無邪気さ、純粋さなどが上手に描かれています。色の調和も鮮やかできれいでした。

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「THE PIG」
一番笑わせてもらった映画でした。デンマークのとある病院に入院することになった老人の話。壁にかかった豚の絵をめぐり、ケンカが勃発します。もう、なんというか、コミュニケーションがうまくできない典型的な姿を僕はこの映画に見ましたね。お互いが自分の正当性を主張し、一歩も譲らない。相手のことを考えず、醜い言い争いになってしまう。バカの壁じゃないですが、コミュニケーションについて考えさせられました。意見が違っても、相手の人格を否定したり、敵意を見せたりしたらダメですよね(そういう意味では僕は豚の絵を捨ててしまったほうがもう少し配慮すべきなんじゃないかと思いましたけど)。相手への思いやり、配慮っていうのはやっぱ大切だよな、なんて思いながら観てました。

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「SPIELZEUGLAND (TOYLAND)」
ナチスの時代のドイツの話です。やっぱりユダヤ人の強制収容所の話は心が痛いですね。このテーマを扱った作品を見ると、心の底からなんともいえないやるせない感じがわき起こってきます。短い作品でしたが、非常に心に重くのしかかる作品でした。

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「MANON ON THE ASPHALT」
今日見た五つの作品の中では一番好きな映画でした。っていうか、短い作品だったのに途中、思わず涙が出てきました。主人公はある日、交通事故にあって、道ばたに倒れてしまいます。でも、あまりに突然のことで、全然死ぬ準備ができてないないんですね。でも、こういうことって誰にでも起こりうるわけで、家族、友人、恋人などと、常にちゃんと向き合って生きていきたいなと思わせてくれる映画でした。

以上、今日見た五作品をダダダと紹介させていただきました。短い映画ってどんなんだろうと興味本位で観に行きましたが、短いからこそ表現できる微妙な心理とか、ちょっとしたエピソードなどというのがあるんですね。それぞれの作品が扱っている題材もバラエティーに富んでいて、とても楽しめました。



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