Sunshine Cleaning
先週末に見た映画です。「Little Miss Sunshine」とプロデューサーが同じらしいのですが、主人公が逆境に負けず非常に力強く生きていく話で、とても共感するところが多い作品でした。
主人公は30代(多分)で小さな息子がいるシングルマザー。彼女は美人で、高校時代には成績もよく優等生でした。にもかかわらず、離婚や失業などを機に、人生のやり直しを余儀なくされます。なんとか自分の人生を立て直そうと、いろいろと前向きにトライするんですが、なかなかうまくいかず、自分で自分を励ます日々が続きます。
この物語で悲しいのは、主人公がいろいろと頑張って、人生がうまく回り始める時があるんですが、そのつど失敗してまた一からやり直しになってしまうところ。いや一からならまだよくて、マイナス2ぐらいになってしまうから大変。やっぱり簡単にはどん底から脱出できないんですよね。今が底だと思ってても、さらに底があったりもして…。これは「The Wrestler」にも通じる所がありましたね。
There’s not a lot that I am good at. But I’m good at getting guys to want me. Not date me, or marry me, but want me.
孤軍奮闘する彼女が自虐的に言ったセリフです。一緒に責任を持って生きてくれるパートナーがいないことに対する虚しさ。そして虚しさを癒すために安易に安らぎを求めてさらに傷付いてしまうという悪循環。一生懸命なんだけど、真面目なんだけど上手くいかない…。そんな彼女の姿を見て非常にやりきれない気持ちになりました。彼女が孤独に頑張っていこうとすればするほど、逆に一緒に支え合って生きていけるパートナー、人生を歩んでくれる人の存在の大切さが浮き彫りになっていく感じなんですよね。でもまあ、彼女の場合の救いは、妹さんとお父さんが側にいるということ。とはいえ、家族で力を合わせたとしても、うまくいくかどうかは別問題なんですが…。
いずれにしても、逆境にも負けず、自分で自分を励ましながら前向きに生きていく彼女の姿には本当に励まされました。
ロケーションはLittle Miss Sunshineとおなじニューメキシコ州のアルバカーキー。殺伐とした救いのない感じが、また哀愁を誘います…。
僕の評価:A-
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