紫苑物語/石川淳
2006 1月 30
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紫苑物語 石川 淳 講談社 1989-05 |
この紫苑物語の中に収録されている「八幡縁起」という短編を読んだのですが、いやはやその力強い文体に引き込まれ、一気に読んでしまいましたた。古代日本から源氏が出現する鎌倉時代までの話になっているのですが、日本人の本質的な部分、原点のようなものを考えさせられる話でした。
古代日本人にとっての神、そして自然といった、普段曖昧にして生きていたことを考え直すよいきっかけをもらいました。主人公的な存在の石別さんの骨太で無骨な感じが印象的でした。石川淳氏の作品は「普賢」を読んで、僕の読解力不足でかなりわけがわからなかったのですが、「八幡縁起」は気持ちよく読めたので、石川淳氏に対する苦手意識が薄れたというのも収穫だったかもしれません。








